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美奈宜神社(林田) ― 福岡県朝倉市林田2021-06-12

朝倉には、二つの「美奈宜神社」があります。
    朝倉市の荷原(いないばる)地区にある、美奈宜神社(荷原)と
    朝倉市の林田地区にある、美奈宜神社(林田) です。
先月、美奈宜神社(荷原)を訪れましたので、今回は、美奈宜神社(林田)へ。
    甘木の中心部を南に、大分道をくぐりさらに筑後川方面へ、
  林田地区 蜷城(ひなしろ)小学校の 南に鎮座します。

美奈宜神社(林田)  朝倉市林田210

   【ご祭神】
   素戔嗚尊、大己貴命、事代主命
   【概要】
   延喜式に記載される式内社で、神功皇后攝政2年(202)の創立。
   皇后新羅討征の帰路に放った白鷺が舞い降りたこの地に三神を祀ります。
   羽白熊鷲を討つ折、磯良に命じ蜷(にな)の城を造ります。
   そのことから、この地を蜷城(ひなしろ)といいます。
       朝倉市HPより

    一の鳥居 - - 元禄十七年(1704年)建立。



燈籠ですかね? 正徳三年九月(1713年)と記されています。



        手水舎 

        注連柱

                二の鳥居前の狛犬


        二の鳥居と神門

        神門
        元禄十五年(1702年)、忠臣蔵討ち入りの年に修復建立。





          拝殿

         拝殿前の狛犬
         文政三年(1820年)建立。

         拝殿、本殿






本殿裏に、筑前式内社十一社を祀る石祠が並んでいます。
また白峯神社(崇徳天皇)や淡島明神などの末社もあります。


            筑前国式内社の石祠群


          白峯神社



        何故か、朝青龍関の優勝額が伝承館の中にありました。


      約100年振りに生まれ変わった社務所、2019年竣工だそうです。




もう一つの美奈宜神社   ↓  ↓

美奈宜神社(荷原) 福岡県朝倉市荷原2417-1
http://kaz1001.asablo.jp/blog/2021/05/20/9379609




      この後、三連水車に向かいました。
      6月17日、水車が稼働します。水車の組み立て作業を見に行きました。

朝倉の揚水車群「三連水車」・「二連水車」組み立てのようす2021-06-12



約230年前、自動回転式の重連水車が設置され、日本最古の実働する水車として全国的にも有名です。
平成2年には「堀川用水」とともに国の史跡に指定されています。
朝倉の揚水車群は、6月17日に水神社で「山田堰通水式」が行われ、稼働を開始します。

 現在、朝倉市には菱野の「三連水車」・三島の「二連水車」・久重の「二連水車」の7基が、
 現役で農地をうるおしています。
 また、地元の職人によって水車は5年ごとに作り替えられ、その技術を継承しています。


天気が怪しいですが、今日あたり水車の組み立てがあるのではないか?と思い出かけました。
朝から、甘木の「美奈宜神社(林田)」を散策し12時前に到着。

三島の「二連水車」・久重の「二連水車」は、ほぼ作業が終わっていました。




久重の「二連水車」
今年(2021年)、新しく作られました。


朝から、羽根板と柄杓が竹のくさびで固定されたようです。
軸とスポークの構造を詳しく見ることができます。

柄杓の口に「水切り」と呼ばれるフタがあります。これが水の流出方向を自由に変えうまく桶に水を落とす仕組みになっているそうです。

あとで取り付けられるトイ




トイが組みあがり、17日の通水式を待つだけです。




三島の「二連水車」
今年(2021年)、新しく作られました。

                        3月中旬、小石原の帰りに組み立て作業に遭遇!




          部品を繋ぐのは、竹で出来た杭





菱野の「三連水車」
昨年(2020年)新しくなりました。

水を受ける羽根板や、柄杓は取り外されている



羽根板や、柄杓がスタンバイです
菱野の「三連水車」は、14時くらいから作業が始まりました。


清めの塩が撒かれ、次にお酒が撒かれています。




外輪部に、端を薄く削った板を重ねて、日の脚の先端に溝を開け固定、輪を作っている
足元のロープは、板を水に浸けてあります。作業がしやすくなるよう、なるほどー。

この作業は毎年行われ、年数分 何層にもなるそうです。


羽根板が半分取り付けられました。


水を受ける柄杓を組み上げていく。

【名称】      朝倉の揚水車群     朝倉の揚水車群「三連水車」
【稼働期間】      例年 6月17日 から 10月中旬 まで(水稲作付期間)
【所在地】      朝倉市菱野(三連水車)
【概要】      約230年前、自動回転式の重連水車が設置され、日本最古の実働する水車として全国的にも有名です。
 平成2年には「堀川用水」とともに国の史跡に指定されています。
 朝倉の揚水車群は、6月17日に水神社で「山田堰通水式」が行われ、稼働を開始します。
 当日は神事が行われ、その後、水神社境内地下にある水門が開門します。
 15分ほどかけて約2km離れた水車群に水が到達し、水車が稼働します。