北斎・広重 大浮世絵展-巨匠対決 北斎VS広重 あなたはどっち派?[佐賀県立美術館]2025-07-15

藤沢周平の文壇登場を記念する作品「溟い海」を思い出して、早速伺いました。

「富嶽三十六景」を見て北斎に衝撃を受けた広重
「東海道五十三次」で、形成は一気に逆転、広重の独壇場となった

広重が衝撃を受けた「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

藤沢周平の「溟い海」の作中に
北斎は、広重の『東海道五十三次のうち蒲原(かんばら)』を見て
"巨峰北斎が崩れていく音が、地鳴りのように耳の奥にひびき、北斎は思わず目をつむった。"とある。
北斎は自らが開拓した風景画の版画をやめることになり、肉筆画を中心に描き始める。

     藤沢周平作品「溟い海」を読んでの印象です。
     北斎VS広重 じっくり観てきました。


    




1.「東海道五十三次」対決
     広重 東海道五拾三次之内 (保永堂版) 55点
     北斎 東海道五十三次 絵本驛路鈴    28点

2.「歌舞伎」対決 ― 役者絵・武者絵・忠臣蔵
      葛飾北斎 新板浮絵忠臣蔵 
      歌川広重 忠臣蔵 

3.「名所」対決 ― 風景と江戸美人

4.「版元」対決 ― 代表作とヒットメーカー
      葛飾北斎 冨嶽三十六景
      歌川広重 名所江戸百景 

5.「ユーモア」対決 ― 滑稽絵・妖怪・文学

6.「肉筆画」対決 ―卓越した描写力


午前10時半くらいに到着しましたが、たくさんの観覧者でした。
236点の作品を較べながら見ていると、2時間半ほどになりました。
軍配は、??  1.広重 2.広重 3.北斎 4.北斎 5.?? 6.北斎
    比較の仕方が微妙ですが、会場の全作品の流れでは広重かな?
    北斎の肉筆画、鵜や鴉を描いた作品を見たかったです。


      歌川広重 東海道五拾三次之内 55点が並ぶと圧巻です。

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