千如寺大悲王院の大楓、雷神社(いかづちじんじゃ)-福岡県糸島市雷山2022-11-07

【千如寺大悲王院 】

標高955,45メートルの雷山の中腹に位置する千如寺
福岡県指定天然記念物で樹齢約400年といわれる大楓も創建の記念に黒田公が植樹したと伝えられています。
















【雷神社(いかづちじんじゃ)】
雷山の中腹に位置する千如寺のちょっと奥に雷神社(いかづちじんじゃ) があります。

     樹齢は900年以上といわれる大イチョウ、今年は色づきが遅いようです。




雷山(らいざん)は、福岡県糸島市と佐賀県佐賀市との境にある標高954.5mの山、脊振山系の山で、山頂は福岡県側に位置するそうです。頂上には雷神社の上宮があります。
古来、山全体が雷神の鎮座する霊山と考えられ、江戸時代までは神仏習合の山だったようです。






怡土城跡(いとじょう)・高祖神社(たかす) ― 福岡県糸島市高祖2022-11-07

糸島方面へ行くとき、いつも横目に通り過ぎていました。
今日は、怡土城跡(いとじょう)・高祖神社(たかす) を訪れました。
糸島地方は『魏志』倭人伝の「伊都国」として、古くから栄えた地として知られています。



怡土城跡(いとじょうあと)
福岡県糸島市高祖・大門・高来寺の山城

怡土城は糸島市と福岡市との境にある高祖山(標高416メートル)の西斜面一帯に築かれた古代山城です。『続日本紀』によると、天平勝宝8年6月(756年)から神護景雲2年2月(768年)まで約12年の歳月をかけて完成したとされています。築城担当者は当初は吉備真備でしたが、途中から佐伯今毛人に交代し完成しました。
築城時をしのぶ遺構としては8ケ所の望楼跡、山裾には南北約2キロメートルにわたる土塁が確認されています。しかし、肝心な城郭内の施設についてはよくわかっていません。

怡土城の特色の第1点は国の歴史書にその築城の担当者とその期間が明確に記録されていることです。また第2点として中国式山城の築城法が採用されていることです。怡土城は高祖山の急斜面から平地部にかけて「たすき」状に城郭を形成しており中国式山城に似ています。この背後には遣唐使として2度にわたって中国に渡海し、特に兵法に長じた吉備真備の存在を切り離して考えることはできません。 (糸島市HPより)
         高祖神社への参道口に位置する大鳥居口には、
         土塁上に記念碑(怡土城址碑)が建てられている。

                     怡土城址の石碑  後ろは、高祖山(標高416メートル)


【 高祖神社(たかす)】
                   
























高祖神社
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)、神功皇后を祀る神社。九州諸将軍記には「神代より鎮座あり神功皇后韓国より帰還の後、当社の社殿を乾の方に向け御建立」と記されています。昔から怡土郡(いとぐん)の惣社(中世には怡土庄一の宮)と崇敬される神社で、平安時代の歴史書「三代実録」には、「正六位高礒比賈神(しょうろくいたかそひめがみ)に従五位下を授く」と記されています。この高礒比賈神とは高祖神社のことで、相殿には玉依姫命と神功皇后が祀られています。同じ糸島市内にある細石神社には、彦火火出見命の両親である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)とその妻神が祀られていて、かつて高祖神社と細石神社には神輿の往来があったと伝えられています。
境内の神楽殿では春と秋の年2回、県指定無形民俗文化財の「高祖神楽」が奉納されています。
(福岡県HPより "ご来福しよう")





         徳満宮    ・・ 高祖神社の少し下に位置します



曲渕ダム (曲渕水源地水道施設)-福岡市早良区大字曲渕 市指定有形文化財2022-11-07

雷山、糸島方面にドライブするとき、早良区脇山方面からR263を通って
曲渕ダム横を通過します。
石釜の豆腐屋さんをすぎた登坂で真っ赤に輝く紅葉が目に入ってきました。
                    室見川の最も上流、そこはすぐ曲渕ダムです。
                     曲渕ダムパーク 



                    曲渕ダムパークからR263を結ぶ一面が見事な紅葉です。










曲渕水源地水道施設(曲渕ダム)
福岡市早良区大字曲渕

 大正5年(1916)に着工し、12年(1923)に竣工した福岡市初の上水専用ダム。重力式コンクリート造で、外面は御影石の練石積みとする。
 昭和6年(1931)から9年(1934)には、早くも拡張工事がおこなわれ、有効貯水量はほぼ倍増した。また、この際におこなわれた漏水防止工事は、セメントガンによる施工として、国内初の試みであった。
 堰堤高45.0m、堤頂長161m、総貯水量260万トン。
 堤頂は開放され、堰堤前面は公園として憩いの場となり、山間に優美な姿を覗かせている。
 平成20年度に曲渕水源地水道施設として市の有形文化財に指定されている。
(福岡市文化財HPより)