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老司瓦窯跡 - 福岡市南区老司4丁目2020-07-24

令和2年3月 国史跡 老司瓦窯跡の環境整備工事が終わり、立派なアクリル説明板が設置されました。


老司瓦窯跡アクリル説明板



福岡少年院の正門横の少年院敷地内にあり、説明板は公道に面して設置してあります。


丘のラインと、アクリル板の線を重ねる位置で覗くと、窯の様子が見れます。


少年院の門と、アクリル説明板の間に設置してある、以前からの説明板。





老松神社の西側、道を隔てた丘陵斜面が老司瓦窯跡で、昭和11年発見された。
平成18年、崖面の養生工事に先立って発掘調査が実施され、瓦窯1基の全容が明らかとなった。窯は、全長11mに及ぶ地下式登り窯で、天井は崩落していたが焚口から煙道までが良好に残っていた。
この窯で焼かれた瓦は、老司式古瓦と呼ばれ、7世紀後半から8世紀初頭にかけて造営された大宰府観世音寺の創建瓦に用いられたことが明らかになっている。老司式瓦のバリエーションは、九州各地の官衙や寺院に用いられている。
 なお、老松神社の南側に5基の円墳が確認されているが、内容は不明である。
                                 福岡市の文化財HPより