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「中無田閘門」(ナカムタコウモン)-熊本市南区中無田町2014-10-26

川尻の御蔵前船着場・御船手渡し跡を見ようと、3号線から川尻方面へ入ったところ、
加勢川に架かる橋の近くに案内板を発見。

対岸に御船手渡し跡、船着場跡が望めます。

1.5kmとありましたが結構ありました。加勢川沿いを緑川まで進みます。
中無田閘門です。



管理のおじさんと話をしていたら、門を開けて船の通る様子を見せてくれることになりました。
なんとラッキーなことか!

閘門とは、水位の異なる河川や運河、水路の間で船を上下させるための装置であり、二つの閘門が一組となり、入り口の閘門を開き,船を入れてからこれを閉じ,次いで閘室内の水位を次に進む水路の水位と同じにしてから出口の閘門を開いて船を進ませる仕組みです。
加勢川から緑川に船が出るという想定です。










この日は、加勢川と緑川の水位の差が小さかったのでわかりにくいですが・・30cmくらいの差。
水圧が強いので木のゲートは開きません。○部分の下部に堰があり水量が調節されます。
閘門内の水位の高低差が少なくなたらゲートが動かせます。

                      上と下の写真で、石垣1っ個分の水位の差がわかると思います。









                                                    操作盤です。

緑川と加勢川を連結するミニパナマ運河
 昭和初期の大改修で加勢川の下流の六間堰が拡張整備され、航路がふさがれるので、川尻の船の行き来は緑川を経由することとなった。
 そこで、水位差のある緑川と加勢川を船がスムーズに航行できるように造られたのが中無田閘門である。2つの木製ゲートによって水量を調整することで、船は緑川と加勢川を安全に行き来することができる。現在も漁をする船などが利用している現役の閘門だ。
 太平洋と大西洋を連結する閘門式のパナマ運河と同じ役目を果たしているので「天明ミニパナマ運河」の愛称で親しまれている。
熊本市南区中無田町・富合杉島                  (くまもとウォーターライフ HPより)

                           改修の際、出てきた基礎材だそうです。松らしいです。
                           松の木は水に浸かった状態だと腐りにくいとのことから、
                           堰の基礎には松材が使われていたそうです。
                           矢板です。堰をするときに溝と溝の間に差し込んだものみたいです。

                      私一人のために操作を見せて頂いて感謝です。ありがとうございました。