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菊池の石橋② 立門橋(たてかど)、永山橋(ながやま)2014-02-26

立門橋
前回の龍門橋から、菊池渓谷方面へ。
国道387(日田街道)を渓谷方面へ。立門導水場があり、日田と阿蘇の分岐が立門です。
分岐(右、菊池渓谷 県道45号)を左に道なりに行くとすぐ立門郵便局があります。(ほんと、すぐです。)
郵便局のすぐ横に、2t車制限の道があります。そこが立門橋です。郵便局左手から降ります。

2t車制限の道、今でも現役。

市教育委員会案内板

この橋の特徴でもある「立門」の文字は漆喰にて塗り込まれたものです。

橋の手前、小さい水路でしょうか、石橋と道路をつなぐ桁橋のようなものが・・・


立門橋(たてかど)
県指定文化財<建造物> 指定日:平成6年3月16日
避暑地として有名な菊池渓谷の入り口の立門に位置する。菊池市街から大分県の日田市に至る上津江往還の柏川をまたぐ堂々とした貫禄のある石造眼鏡橋で、「立門」の文字が刻まれている。
万延元(1860)年、時の郡代の山内平治、横目役の高木仁十郎、惣庄屋の小山三右衛門、原村庄屋有働太郎兵衛らの世話によって、種山石工である橋本勘五郎の兄、宇市の手により竣工している。
長さ75m、幅3.6m、高さ11.4mあり、地元の堅い安山岩の切石で石垣の石組みは精密で堅牢である。立門の渡辺家に残る架橋設計図を見ると、橋脚支柱の組方図では積み上げる輪石の重みを二本の大柱によって支える図式で、急流の水勢を邪魔せぬよう川中に木材を立てぬ工夫がされている。また、この橋に連結して石造りの持送り式桁橋が設けられ、アーチ橋へのつなぐ工夫も読み取れる。
(菊池観光協会HPより)


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永山橋
先ほどの分岐を菊池渓谷方面へ。県道45号を立門より1.5km位のところです。
道路右側に小さい「永山橋」の立看板あり。

坂道を下るとすぐです。

環境庁の案内板

風格ある欄干



永山番所跡
橋を下から撮ろうとチョッと下流から降りようと100mくらい歩いたら、番所跡の碑を見つけました。
「流失した旧橋の代わりとして、130m程上流に架け替えられたのが、現永山橋(石造単一アーチ橋)」
欄干の風格に納得です。


永山橋(ながやま)
県指定文化財<建造物> 指定日:平成6年3月16日
この橋は、熊本-菊池-小国を結ぶ小国往還の菊池川に架けられた。最短コースの交通の要路で、交易上重要な橋であった。
下河原村庄屋 忠兵衛『永代記録』によれば、文政6(1823)年冬、備前国河津村の石工勘五郎(のち小板姓)の手によって竣工したが、文政12年5月の洪水で流失している。
流失した旧橋の代わりとして、130m程上流に架け替えられたのが、現永山橋(石造単一アーチ橋)で、明治11(1878)年に完工している。石工棟梁は種山村(現八代市東陽町)石工 橋本勘五郎である。
使用の石材は近くの山、上崩迫より切り出されている。橋の特徴である丸型の欄干は名工勘五郎の手法がよく見られる。
長さ61m、幅4.6m、高さ17mで、輪石は45枚あり、架橋当時、そのままの形が残っている。学術的にも非常に価値が高いといわれる。
(菊池観光協会HPより)